訪問リハビリのやりがい
私は、訪問リハビリが好きでやりがいを感じて日々仕事をしています。
しかし、残念なことに訪問リハビリに興味が持てない、やりがいが感じられない人もいます。
訪問リハビリは、生活期のリハビリ。
治癒過程にプラトーを迎え、機能改善は期待できない。
生活を維持するための、ROMexと予防体操が中心。
回復期や急性期のような華やかさ、働きがいがない。
そう思っている方は間違いです。
訪問リハビリは、
①総合力が問われる
②人間味がある
仕事だと私は思っています。
そもそもリハビリは、
①疾患別:脳血管疾患、整形疾患、内部疾患、精神疾患 等
②病期別:超急性期、急性期、回復期、生活期
に分けられています。
訪問リハビリは、このうち、生活期を担いますが、疾患別という括りはなく、あらゆる疾患に対応する必要があります。
回復期では、看護師が生活を管理してますが、在宅では管理されていないことが多いです。
服薬管理、嚥下や栄養管理、排泄管理、睡眠や夜間のADLなど生活マネジメントが必要となります。
生活期では、これらのマネジメントなくして生活能力の改善は期待できません。
また、在宅では急変もあり、現場で一人で適切な判断をしなければいけません。
重篤サインなどの超急性期・急性期の知識も必要となります。
これらの知識も必要ですが、いかに必要な情報収集ができるか。
上記から、訪問リハに求められるのは、
①医療・介護関連職種としての総合力
②連携をとる行動力
と考えています。